違和感・愚痴

年を取った証拠というか、現在について行けなくなった者のしょうもない愚痴なのですが。 まずは、言葉の頭だけで短縮されたアルファベットまたは片仮名の単語。若いときからこの手の単語に戸惑っていたので、これは年のせいではないかもしれません。日本語の…

アニメ 薬屋のひとりごと

今、夢中になっているアニメです。これはかなり知られているようで、今さら私が、とは思うのですが。 時代不詳の中国が舞台です。衣装や雪が降積む景色が美しいところを見るとかなり昔の、南ではなく、どちらかと言えば北の中国が舞台のようです。主人公は17…

ツ離れ、開け閉て

最近、あれ、と思った言葉があります。「ツ離れ」と「開け閉て」です。 まずは「ツ離れ」です。ほぼ同年代の数人と話をしていた時、子供の歳の数え方の話になった時、たまたまその場に居合わせた方たちが「ツ離れ」という言葉をご存じありませんでした。そん…

春よ来い

1月11日は昼も寒い一日でした。それでも平年並みだったそうですが。明けて翌12日は、朝こそ寒さを感じましたが、昼になるにつれて暖かくなってきました。よい日和に恵まれて、今年一回目のウォーキングに出かけました。この度は、杉並区内の、ある三角形の土…

年は移り…

あけましておめでとうございます。 年が明けたとたんの大きな地震に、「お正月早々」と胸が潰れる思いがしました。外国の友人からも心配して地震お見舞いのメールが届きました。かの地はつい先頃も災害に見舞われた地域の近隣ではなかったかと胸が痛みました…

日本中世英語英文学学会

12月2日、3日の両日、4年ぶりに対面での全国大会が早稲田大学でありました。久々の再会を期待して出かけていきました。 何よりも吃驚したのは50年ほど前の大学とは全くの様変わりをした早稲田大学の校舎の立派さ、美しさでした。あの当時、冬に小野講堂で学…

霜月初旬

今年は天候不順の日々が続き、雨嵐、長梅雨、台風、さらに猛烈な長い夏、あの高温と湿度に、大げさにではなく、ホント、息も絶え絶えに生き延びた感があります。そのせいか体調を崩し、なかなか山にも行けませんでした。それで一年が終わりになるのも切ない…

散歩はどこへ

退職して以来、コロナ流行もあって、外出が少なくなり、当然歩くのが億劫になってきました。そんな時、かつての教え子が老化と経年劣化を心配して、時々散歩に誘ってくれるようになりました。有難いのと、散歩の行き先に好奇心がそそられ、最近は次のいくと…

金継ぎ

2011年の東北の大地震のとき、各地での大被害を思えば言うも恥ずかしいことですが、大事にしていた杯が割れました。きれいに割れていたので、捨てるに忍び難く大事に閉まっておきました。 それから12年、この杯が金継ぎで蘇りました。金継ぎで継ぐということ…

'23年 山の実り

今年は5月以来天候不順の日々が続き、台風襲来のたびに各地に大雨の日々と大被害をもたらし、さらに猛暑酷暑が続き、息苦しい日々を喘ぎ喘ぎ生き延びた夏でした。例年並になってしまった異常気象でしたが、今年はさらに異常な日々で、この先もずっとこうした…

そして渋谷駅

さて、渋谷経由で外苑前駅に出かけた日のことです。検索結果の指示通り、JR山手線新宿駅から渋谷で降り、中央東口改札を目指しました。検索図では大変明瞭だったのですが、平面図と三次元空間でみる実物の落差は大きく、やはり戸惑いました。役になったのは…

ああ、渋谷駅

渋谷駅は18歳で上京して以来、数年前まで馴染みの深い駅でした。学部学生のときは、新宿から五反田あるいは品川駅に行く通学路線の途中駅でした。当時は新宿駅のホームに乗客が溢れ、満員電車に乗るために後ろから押し寄せる乗客とそれを押して中に詰め込も…

鮨屋の貝殻

友人に誘われてお寿司を抓みに行きました。友人の行きつけのお寿司屋さんです。最初は友人のお母様が亡くなられたときに、そのご供養にと私が誘ったときに勧められて行きました。彼女は仕事の帰りにちょっと寄るご贔屓のお店がいくつかあって、このお寿司屋…

赤、白、黄色

桜があっという間に散って葉桜になりました。昔、長閑だった頃の新宿御苑の桜吹雪は素晴らしかったなぁ、などと思いながら葉桜の下を歩きました。葉桜の葉の色もいいですね。 帰宅しましたら、鉢に紫色のヒヤシンスがきれいに咲いていました。 白とピンクの…

東京ジャーミイ

老化を心配してくれるありがたい友人に誘われて、代々木上原にある東京ジャーミィを見に出かけました。友人が通勤途中で窓から見えるモスクが気になり、散歩がてら見にいきましょうと声を掛けてくれたのです。 通勤途中で電車の窓から見える建物はずっと気に…

花の春

世相は同じですが、季節は確実に移っているようです。東京の桜も開花し、お花見の 時期になったのですね。思うこと多い日々ですが、季節を忘れずに咲く花に励まされます。 花が終わるとそのうちに実がなります。大きな黄緑色の実です。これも食することが出…

春初め、追加

前のブログにいれよう思っていたのですが落としました。娘のお内裏様です。義母のお雛様がありましたし、狭い家ですのでどうしようかと思っていたのですが、ともかくもお雛様を見ようと出かけていきました。眺めている間に雛壇のあるお雛様はやめとこう、場…

春初め

2月はあっという間に過ぎてしまいました。かつて年初は3月から始まり、2月は最後の月なので2月は日数が少ないと聞きました。28日か29日ですが、29日は閏年ですから4年に1度です。義父の命日は2月29日ですから、本命日は4年に1回です。2月末になると当時の…

冬の朝

灼熱の今夏が信じられない程、年明けてからの寒さは身も心も震えました。先週、先々週の朝晩の寒さを思い出しますと、暖かい部屋の中にいても震える思いです。 郷里の友達から便りが来ました。「東京も寒いでしょうが、こちらの寒さはハンパないょ!」とあり…

夭折の歌人 笹井宏之 

この冬籠もりの間、笹井弘之さんの歌集をゆっくり、ゆっくり味わいました。歌集は担当しているカルチャーセンターの年末最後のクラスの後で受講生からお借りしました。自由英作文で笹井宏之さんの短歌を紹介して書かれた内容に興味を持ちました。説明を聞い…

お正月

今年の松飾りも無事に取れて、新しい一年が動き出しました。関東のお正月らしい、風の冷たいお天気の良い冬日和でした。孫は3日続けて近くの原っぱ公園に凧揚げにいきました。 お正月の準備は暮れから始まっています。大晦日の年越し蕎麦をいただく一方で、…

年の暮れ

いつの間にか日々が流れ、今年もあと僅か。歳月人を待たず、とはよくいったものです。そう言えば、今年、「年の暮れという感じがしない」とは耳にしていたのですが、それすらも思わずに無為徒食の日々を過ごしていたのです。締め切りのある仕事が一段落して日…

秋の日

このところ、昼間は暖かくても、朝夕めっきり寒くなってきました。夕焼けも暖みのある赤から少し冷たさを感じさせる鋭い赤になりました。月もくっきり、皓々ときれいです。毎年しみじみ思うことですが、東京の秋から冬にかけての日々はなんときれいなのでし…

コロナ騒動始末我家版

11月初め、山に行きました。この度は30年ぶりに行ってみたいという娘も一緒でした。山は紅葉の盛りが過ぎたばかりで、昨年のような見事な綾錦とは行きませんでしたが、広々とした空、山々、山林、田畑の佇まい、いつもなら寒いこの時期の陽の暖かさに山々も…

お山はもう・・・

先週、山に行きました。お山に近づくにつれ、そろそろ紅葉が始まっておりました。昨年見た紅葉の盛りには少し間がありましたが。村の畑も仕事仕舞いの感で、きれいに整地されていたり、この一年しっかり役目を果たしたビニールの覆いを燃やす煙が立ち上って…

お山は今・・・

しばらくブログをお休みしていました。心に思うことはたくさんあったのですが、言葉になりませんでした。カルチャーセンターの受講生の一人が、コロナ以来の様々な出来事で心が萎え、自然災害の多さと悲惨に人災が加わり、その上ウクライナ侵攻やら、低年齢…

山で見つけたもの(その3)

お盆休みを利用して、今回はゆっくり山で過ごしました。東京の気温は連日36℃前後、蒸し暑く、出かけるのも、家で大人しくしているのも、それなりに大変でした。山の温度は東京と約10℃異なります。お盆前の村はレタスの栽培、収穫に大忙しでした。お盆休み、…

山でみつけたもの(その二)

東京を離れますと、少し渦中の中心から離れた心持ちになります。大きな目で見渡せば、ほとんど何も変わってはいないように見えますが。ただ、近すぎる気がする所から、拡大鏡で物を見てしまいますと、居ても立ってもいられなくなり、立ち直れない気分になっ…

山でみつけたもの

このたびの山の日々は雨模様。山では雨が降っても、湿度が70%越えても、ジメジメしないので、過ごしやすいです。雨がやむと散歩に出かけます。今回は、散歩の合間に山で出会った初お目見えの花や虫がありました。 まずはミヤマクワガタ(深山鍬形)です。 あ…

鳥の生に思う

雨模様の山の一日、それでもほんの少し雨が止むと鳥たちが囀ります。まるで魂の喜びを溢れさせているかのようです。東京でも庭で小鳥たちが喧しく鳴きます。四十雀、目白、雀、尾長、椋鳥、鵯、雉鳩、土鳩、鴉など。鳴き声は様々です。最近、鳥たちは鳴き声…