2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

折々に、歳は話題になり、また話題にもしたものです。ただ、何歳だからどうこうというイメージは、明確ではありませんでした。八つ、九つの頃、私にとって高校生は大人に見えました。中学を卒業して就職する人が少なからずいた時代ですから。まして30歳以上…

蚊遣

緑深くなり、日差しも強くなり、気温も高い日が多くなり、ちょっと遅ればせながら、夏も近づく八十八夜・・・です。立春から数えて88日ですから、5月2日頃でしょうか。空も青く、風も爽やかに香り、言うことのない良い日和なのですが、この先々、困ったことがあるの…

雨の日のひとりごと

雨が続きます。雨の粒が八手や青木の葉にポツポツ落ちてきて、葉の先からポツンポツンと雨の粒が地面に落ちていきます。こんな時、ふと、子供の頃に耳に馴染んだ雨の歌が甦ってきます。「あめ、あめ、降れ降れ、母さんが…」「あめが、あめが、降っている、聞…

見上げれば柿、目をやれば紫蘭

柿の葉がいっぱいです。幹も枝も覆いつくす勢いです。日の光を受けてつやつやと光っています。花芽もあちこちに見えます。もうすぐ、地味ですが白い花が咲きます。梅雨の頃に落ちなければ今年はいっぱい実をつけてくれるでしょうか。 「柿の木は折れやすいか…

『修道士の頭巾』 その2

『修道士の頭巾』の見どころは、舞台が12世紀、中世のイングランドであったこと、修道院であること、主人公が修道士であることなのですが、どれも境界線上にあるところがミソです。 まず、シュルーズベリはイングランドですが、ウェールズに接している国境に…