2021-01-01から1年間の記事一覧

明翔会第3回研究報告会

3月20日、21日の両日、明翔会第3回研究報告会がオンラインで開催されました。明翔会は公益信託松尾金藏記念奨学基金受給者の同窓会です。松尾葦江先生にお声をかけていただいて、数年前、先生が進めてこられた奨学金のこと、明翔会の報告会の事を知り、以後毎…

二月三月、春の候

3日前に義母の納骨を済ませました。亡くなったのは昨年3月下旬でした。80歳過ぎてからメニエール病のために失聴し、そのころから認知症が始まりました。自宅での療養は無理になり、幸い近くの認知症専門のグループホームにお世話になりました。入所して以来…

東京府時代のマンホール

最近、かつての教え子が、ありがたくも、ウォーキングに誘ってくれます。これまで、杉並区の最高地点と最低地点に行きました。 杉並区の最高地点は善福寺と松庵の境目位のところでしょうか。標高54メートルだそうで、西荻窪駅から歩いてもそれほど遠くはあり…

お雛祭り

今年は早めにお雛様を飾りました。「早く飾って早くしまう」と言われますが、例年は、そう言葉通りにはいかないものでした。今年は、コロナの日々で家にいる時間が多く、久々に早々のお出ましとなりました。 毎年、義母の雛壇飾りと娘の木目込みの内裏雛を飾り…

チョーサーの身過ぎ世過ぎ

キーツは、シェイクスピアには「ネガティブ・ケイパビリティ」があったと書きましたが、折々に、13世紀の詩人チョーサー(Geoffrey Chaucer, 1340頃 – 1400)もその一人ではなかったかと思うのです。 チョーサーは「イギリス詩の父」と言われ、中世を代表する…

「永遠」に思う

このブログでキーツに触れたことから、かつてサークルで読んだ英詩のいくつかを思い出しました。当時はロマン派の英詩が好きでしたが、その理由の一つは、彼らが何らかのありようで、魂の永遠を希求していたからだと思います。 キーツの「ギリシアの古壺 (“O…

ネガティブ・ケイパビリティ

2月3日の朝刊に目を通していると、「ネガティブケイパビリティ(negative capability)」という言葉が飛び込んできました。帚木蓬生さんのコラムでした。「新型コロナウィルスの感染拡大が続く中で答えのない事態に耐える力を指す」という意味で用いた言葉と…

春よこい

昨日は仕事を終えて立川から電車に乗りました。吃驚したことに、東京にしてはかなりの勢いで雪が降っていました。天気予報で、「午後には雨が降るでしょう、雪になるかも知れません、」と言っていましたので、雨は覚悟していたのですが。また、もしかすると雪が…

普通ということ

バイデン大統領の演説を聞いて、以前から感じていたことですが、普通ということを理解できる方だと思いました。前大統領の言動には驚かされ続けておりましたから、安心して聞いていられました。特に今の時期、普通ということの真価を改めて認識したことでし…

寒休み

寒の入りから九日目の寒九の雨の日は、今年は1月13日でした。13日は冬晴れでしたが、前日の12日には雪ならぬ小雨が降りましたから、一日違えば丁度よかったのですが。まあ、一日違いくらいは大目に見て、今年の春は近いと思うことにして、ちょっといい気分に…

赤い実

以前から気になっていたのですが、ご近所に、緑の葉がきれいな大きな木があります。秋になると赤い実がたくさんなります。そのお宅にはその木が2本もあります。通るたびにこの木は何だろうと思うのです。図鑑で調べても、似たような木はいっぱいあって、よく…

母のこと

「年の初めの・・・」を読んだ幼馴染みから「あなたは父子家庭だったの」と、お叱りをいただきました。確かに! それで絵の方に一言付け加えました。が、今日は母の誕生日でもありますので、言い訳ついでに、少し母を思い出し、ごめんなさい、と言わねばと思い…

年のはじめの・・・

年が明けて、最初に聴く歌は、かつては「年の初めの」で始まる歌でした。当時、小学校では、元日は登校日でした。いつも通りに学校に行きますと、この歌を歌い、先生からいただく紅白饅頭と蜜柑を持って帰宅しました。帰宅途中、みんなでこの歌の替歌を歌い…

2021年元旦

新しい年がやってきました。2020年の最後の日に、東京ではコロナ感染者の数が1300人を越え、いよいよ大嵐がやってきたか、と感じました。大変なことになっている、これからどうなるのだろうと、心配には思いますが、ジタバタしても始まりません。ここは、し…