大きな胡瓜

退職して時間ができ、世の常にあるように、裏の空地に小さな、小さな畑を作って、胡瓜と茄子とミニトマトとオクラを植えました。雨続きの日々でしたが、野菜達は健気に育ち、ボチボチ収穫ができるようになりました。茄子やトマトはまだまだですが、胡瓜は元気で、毎日、一日に5本から8本もとれます。子どもたちに分けたり、友人知人にもらっていただいたり、糠漬けにしたり。胡瓜のレシピを教えてくださる方もあり、ありがたく調理しています。とはいえ、この豊作は一時のことで、ぱったりと収穫の時は終わるそうですが。 

昨日、下の方にあったので取り忘れていた胡瓜が大きく、大きく育っていたのを見つけました。色も緑濃く、なかなか立派です。日本の胡瓜はこんなに大きくなってはいけないのでしょうね。欧米の胡瓜はこのくらい大きいのです。育ちすぎた胡瓜は日本では歓迎されませんが、カナダだけではなく欧米の大きな胡瓜は新鮮でおいしい生野菜でした。日本のサラダなどでいただく胡瓜は薄く、切り方も揃っていてきれいです。私が食した欧米のサラダとしていただく胡瓜は、切り方はダイナミックで不揃いでしたが、みなおいしいものでした。種類が違うのでしょうね。 

我家の大きな胡瓜はどうしましょう。切ってみておいしそうならそのまま、それとも味噌漬け、それとも教えていただいたレシピで料理? 胡瓜に罪はなく、収穫を忘れたこちらが悪いので、何とかしておいしく食せねば、この胡瓜は成仏できないに違いないと思う次第です。

 

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今朝収穫した普通の大きさの胡瓜と昨夜あわててもいだ大きな胡瓜です。色艶はよく、おいしそうですが、本当においしいかどうか心配しています。

じっと見つめていましたら、大きな胡瓜が、「早く何とかしてョ」と訴えているように思えました。「今晩までに考えるからネ」と答えて、レシピを眺め始めたことでした。