閑中閑あり

コロナの日々で、もっぱら家で「小人閑として・・・」の日々を過ごしていましたところ、孫たちがやってきました。簡単なクリスマス仕様の食事をして、その日、親たちは帰ったのですが、孫が一人で泊まりました。次の日は、母親が迎えに来るので、せっかくだから一緒に工作でもしようかということになりました。急に思い立ってのことで、たいした材料も用意もなかったのです。が、以前に藤蔓の籠を作った残りの蔓が残っていたので、時節柄、比較的簡単な(私でも8歳の孫でもできる程度の、)お正月用のリースを作ることにしました。 

工作の師匠は物を作ることの好きな娘です。朝食後、いよいよ作業開始です。はじめに藤蔓を水で湿らせてから、好きな大きさのリースの輪を、ぐるぐると蔓を巻いていきます。蔓の太さは2㎜です。1本目を巻き終わったら、次の蔓を他の蔓の間に差し込みながら繋いで巻いていきます。今回は直径15㎝くらいか20㎝くらいの輪になりましたので、2本で丁度いい具合になりました。巻いた輪がバラバラにならないようそれを糸で留めます。最後には水引で留めます。 

水引やそれに代わる物がなかったので、赤と白の木綿糸を縒って水引擬きを作ってみました。次は緑の葉と赤い実です。これも丁度いいのがあるかどうかわかりませんが、庭に出てみました。南天、万両、千両が見つかりました。南天の実は既に小鳥さんたちに食べられました。千両は先々月から実がなっていましたから、手に持つと落ちてきます。万両は実も葉も色が濃く、丁度良さそうです。南天と万両と、そして葉がきれいなので月桂樹を使うことにしました。

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初めて作ったリースです。できはともかく、楽しかったです。

三つほど、出来上がりました。水引擬きは蝋引きをしておけば良かったかなと思いました。とはいえ、最初にしてはまあまあね、なんていいながら後片付けをしました。孫は、玄関の外側と中側に飾る、と大喜びでした。

コロナ、コロナで明け暮れた一年になりそうですが、久しぶりに楽しみました。