梅雨の晴れ間

昨日に続いて今日もお日様が顔を出しました。朝食を済ませて一段落してから、週に一度は行くお豆腐屋さんに行きました。この近所にはかつて二軒のお豆腐屋さんがありました。どちらもおいしいお豆腐を作っています。一軒はすぐ近所で、ご夫婦が揃ってお店に出ていました。後継ぎがいなくなり、大分前に閉店しました。もう一軒は、今は高齢の女性が一人でお店を切り回しています。お豆腐が二丁入るタッパーを買い物籠に入れて出かけ、お豆腐二丁とお揚げさんを5枚買って帰ります。ほとんど言葉を交わすことはないのですが、目元の優しい方で、今日は少し不出来だからとか、今日の揚げは少し小さいからとか言って、時々おまけをしてくれます。今時、滅多にないお店です。お豆腐もお揚げもやはり手作りはおいしいです。 

今日も出かけていきました。と、門口に万両の花が咲いているのに気が付きました。毎年咲いていたのでしょうが、実の方はよく知っていても花の方には気付きませんでした。小さい白い花がびっしりとついています。花の一つ一つは開くとなかなか可憐で綺麗です。これが暮れの頃になると真っ赤になるのですね。

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万両の花です。小さい、小さい花です。これが年末には真っ赤な実をつけるのですね。小鳥も花には目を留めませんが、実は、餌がなくなると啄みます。どんな味がするのやら。

晴れていたので、お豆腐を買った帰りに猫額畑を眺めてみました。昨日は胡瓜が5本ほど収穫できましたので、今日はまだ小さいです。でもお日様が燦燦と可愛がってくれれば、また4、5本は収穫できそうです。茄子の花もだいぶ付きましたが収穫まではまだのようです。オクラもまだ花が咲いたばかりです。ミニトマトは収穫まであと少し。一つ、二つ赤くなったのですが、蟻さんも好きなようで、皮が裂けそうなところに群がっています。中に入り、冷蔵庫にお豆腐を入れて傍を見ると、今朝収穫した茗荷があります。

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まだ、10センチくらいの胡瓜です。お日様たっぷりに注げば、あっという間に大きくなり、いっぱい収穫できます。葉っぱにはときどき天道虫🐞がいます。

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茄子は、花はいっぱいついてますが、実になるのはまだ先のようです。葉がいっぱい大きく広がっています。脇芽を植えるとまたそこから伸びるそうです。茄子は大好きなので、いっぱい実ってほしいです。

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ミニトマトです。実はあちこちにいっぱいついていますが、まだ青いです。赤い実も一つ、二つはあるのですが、蟻さんの速さには適いません。一つ試食しましたら、昔のトマトの濃い味がしました。これがトマトの味だったと懐かしく、嬉しくなりました。

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胡瓜と手前はオクラです。オクラは遅れて植えたのでまだ小さいです。オクラの花はきれいです。はじめはクリーム色の木槿かと思いました。オクラは日本語ではなく英語で、日本古来の野菜でないこともその時知りました。

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朝採った茗荷です。何十年も同じ場所で花を咲かせ実をつけ、毎年食膳にのります。葉は大きいので、実がなってもなかなか見えません。ある日突然、実を見つけてその多さに驚くのです。茗荷は物忘れの野菜といいますが、忘れっぽいのはそのせいでしょうか。

今日は冷ややっこに胡瓜揉、茗荷の薬味も添えて…よくぞ日本に生まれけり、と本来なら喜ぶべきところです。悲しいことに、親知らず歯を二本抜き、今はほとんど流動食です。あと2、3日したら、きっとたくさんいただくぞ!と、今日は我慢の日です。