家庭ゴミ

家庭ゴミを出す場合、一週間にわたって、どの曜日に何をどう出すかというのは、地域ごとに決められていると思います。家を改築している間、武蔵野市に仮住まいをしていたことがありました。その時、指定のゴミ袋の料金が杉並区よりだいぶ高かったのに驚きました。23区は人数も多いので、こうしたものが安く手に入るということを知りました。人数の少ない地域は大変だ、と申し訳なく思いました。

杉並区ですと、燃えるゴミは週に二回、他に、ビン、カンの日、ペットボトルの日、プラスティックゴミ、再生可能の紙ゴミ、段ボールの日といった具合に分別されています。生活していて気がついたのは、プラスティックゴミは嵩張るということもありましょうが、意外に多いのです。プラスティック容器に入れられた食品を買うということが多いということもあるのでしょう。プラスティックゴミを減らす運動が盛んです。大事な取組と思いますが、マイバッグの使用だけでは追いつけないほどのプラスティック使用量の多さに驚きます。地球環境に思いを馳せるならば、更なる抜本的な取組が必要ではないかと思いました。プラスティックのゴミを減らすというのは、今後かなりの難問になるだことだろうと思います。ビン・カン・ペットボトルはどこもほぼ同じようです。紙ゴミ・段ボールもきれいに束ねて出すのも同じです。

燃えるゴミは生ゴミが中心になりますが、燃えるゴミの領域は広いです。着古した衣類、基準以内の大きさに小分けにして出された布団やマットレス、絨毯など。わが家で馬鹿にならないのが、庭の手入れで出た草木などです。植木屋さんが入った場合、そこで出たものは植木屋さんが持って行ってくれます。自分で自宅の庭を手入れしたり、草むしりをしたりして出たものは、燃えるゴミの日に袋に入れて出します。この辺は一回に3袋までと決まっていますから、3袋になったら草むしりを一段落にすればいいことなのですが。雑草が元気なときはあっという間に4個、5個になります。そうなると、4個目以上は次の時まで保存しておかなければなりません。夏の盛りですと、袋の中の草は一日おくと水蒸気でびっしょりになり、時には熱をもってしまいます。

秋は落葉です。これまた袋3個ずつ出すことになります。垣根の内側の落葉はそのままにしておくにしても、外側の道路は通る方にご迷惑にならないよう、きれいに掃いておかなければなりません。垣根の落葉、垣根の際の落葉樹の葉が落ちるのはこれからです。子どもの頃は落葉を集めて焚火をしましたが、今はできません。落葉で焼芋という漫画はよく見ましたが、経験はありません。落葉だけでおいしくお芋を焼くのは結構大変なのではないかと思っていたものでしたが。

山の家でもゴミの出し方にはルールがあります。やはり、曜日によって出す物、出し方が異なります。村指定のゴミ袋で出すというのも、他と同様だろうと思います。どのゴミも午前8時までに指定の集積所に運びます。杉並区と大きく異なるのは、生ゴミは収集しないことです。この辺は、生ゴミコンポストに入れて自宅で処理することになっています。底のない容器を庭に埋めて、生ゴミ腐葉土にするというものですが、底のある容器もあります。こちらは庭のない家でも可能ですが、腐葉土を利用しない人には、その後の処理に困るだろうと思います。それにしても、地域によってはこうした発想で生ゴミを処理できると知って、なるほどと思いました。

山の家は山林ですから畑はなく、腐葉土を利用することはないのですが、コンポストを置く場所には困りません。というわけで、規則通りに処理し、生ゴミが出る度にコンポストに入れています。

今日は爽やかな、気持ちのよい朝です。もう少し経つと水楢や白樺の葉が落ちて、ようやく、テレビでBSチャンネルが見られます。ここは電波が届かないので、地デジもラジオも入りません。BSは電波を遮る木の葉が落ちると見られます。ですから、冬はいいのですが、残念ながら、冬はまずは来ませんので、ここでテレビはいつも見られない、ということになります。ちょっとザンネン!